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高血圧

症状・病気について

高血圧

高血圧

当院のすべての内科医が対応します。

診察室で上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上を高血圧と定義います。血圧が高いと血管が弾力を失い、硬くなってきます。これを動脈硬化と言います。硬くなった血管は、古くなったホースのように、ひび割れて漏れ(出血)やすくなったり、コレステロール、中性脂肪、糖尿病、たばこ、太り過ぎなどと相まって、内側にべとべとしたものがこびりつき(プラーク)、細くなったり、詰まったり(心筋梗塞、脳梗塞)します。
その予防のためにも血圧コントロールが必要です。

血圧は直後に測っても違う数字になるように、一日の内でも、状況により上がり下がりしています。診察室で測るのと、自宅で測る数字が全く違う場合も珍しくありません。診察室でのみ血圧が高い状態を診察室高血圧、白衣高血圧と呼び、治療の対象とはしません。そこで、高血圧でご相談に来られた患者さんには、家で血圧を測ることをお勧めしています。血圧計は、電気屋さんや、ドラッグストアで売っていますが、手首式でなく、二の腕に巻くタイプをお勧めしています。安静にしたあと、椅子に座って、心臓の高さに腕を置き、測定します。起床後1時間以内の血圧と、寝る前の血圧測定を勧めています。

ほとんどの高血圧は原因不明の本態性高血圧と呼ばれるものです。何か原因の病気(甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、原発性アルドステロン症など)があって高血圧になっているのを2次性高血圧と言います。初診の患者さんは採血でこのことを調べます。

血圧が高いと動脈硬化を起こします。ですから下げる方が良いのですが、ほとんどの患者さんは薬をのみたくありません。必ず聞かれるのが、いつまで降圧剤をのむのですか?という質問です。薬をのまずに下げられればやめられますが、できないかたは一生のむことになります。

薬以外の血圧を下げる方法は、ご存知でしょうが、減塩です。その他は野菜や果物を採ること、減量、禁煙、節酒、運動があります。担当医とよく相談し、健康管理をしましょう。

当院の内科の診察室は2階にあり、自転車をこいで来院し、階段を上って血圧を測り、あらまあ大変と驚いてしまう人がいますので、ご注意下さい。血圧は安静時に測ります。

高血圧の治療ガイドラインは頻繁に更新され、より低い血圧が推奨されるようになっています。自分の目標は主治医とご相談下さい。